丸暗記ではダメ! 真の定理との向き合い方
こんにちは、ユウタです。
今回は、定理の覚え方について解説したいと思います。
定理というと、三平方の定理や
円周角の定理などがありますが、
ここでは、それらの覚え方を詳しく見ていきましょう。
そもそも定理とは、証明された命題のことを指します。
なので、ここでは、定理として与えられた命題を
自力で証明する必要があります。
実際、学校の授業では、定理の証明から入ります。
ですが、長い時間が経ち、気がつくと、
定理は覚えていても、証明は忘れてしまうことが
多くあると思います。
これでは、数学をやっている意味がありません。
というのも、ただ問題を解くだけだと、
定理を使うだけのことが多いので、
定理の証明までは、行き届かないのです。
それだけでなく、初見の問題を見たとき、
どの定理を使うべきかが、わからなくなってしまいます。
なので、定理をしっかりと証明できるように
しておくのが望ましいのです。
また、過去の入試問題には、
加法定理の証明問題(1999 東京大学)
などがあります。
なんと、あの東京大学がこんな問題をだすんですよ!
いかに丸暗記をしている人が多いかを
この問題は表わしています!
加法定理の公式を丸暗記している人に向けた
大学側からのメッセージであり、
定理の丸暗記をするのではなく、
定理の証明も出来るようにしないといけないのです。
また、名古屋大学は、定理をまとめた紙を
あらかじめ、配布されます。
これも、大学側からのメッセージで、
定理の丸暗記ではなく、
定理の運用が出来るのかということを
伝えています。
そして、この証明をしっかりと把握することにより
数学の定理がきちんと覚えられるのです。
では、ここからは、どのようにして
定理を覚えればいいのかを解説していきます。
定理というのは、教科書に載っています。
なので、まずは、教科書を見てみましょう。
教科書には、必ず、定理の証明が載ってるはずです。
というか、ほとんどが定理の証明になってます。
なので、そこを見ましょう。
教科書ではなく、ノートに書いてある人は、
それでも大丈夫です。
そして、その証明を見て、それが、
どのような意味で使われているのかを考えながら
読み進めます。
次に本や、ノートを閉じ、自分で証明を書きます。
このとき、わからないことがあったら、
しっかりと自分で考えながら、
問題を解いていきましょう。
このことを繰り返すことにより、
なぜその定理が生まれたのか、
どのようにして生まれたのかが、
はっきりとわかるようになります。
そうすることで、公式の丸暗記をすることなく
公式を覚えることが出来るようになります。
また、定理の起源がわかり、
より一層
数学に興味がわいてくる
と思います。
そうしたら、こっちのものです。
いかがでしたか?
今回は、定理についてお話ししました。
是非参考にしてみてください。